これが私たちの仕事です。
直径40cm以上の国内外の銘木が今日もトラックで運ばれてきます。中には一本一千万円位の銘木もあります。今日、運ばれてきた原木は中国から買い付けて来たもので、現地から鉄道、船を使って名古屋に到着です。
切り出された原木は、数日間熱湯に浸されます。これは、スライサーにかける前に適度な水分を与え柔らかくし、外側の皮を剥ぐための前作業になります。
まるで風呂あがりのような原木の皮を二人がかりで一気に剥ぎ取ります。一見固そうに見える皮も、たっぷり暖められていたのでご覧のとおり。木の香りが漂う一瞬の出来事です。
スライサーにかける前に、さらに電動カンナを使って、最後の仕上げをします。ここまでくると原木の荒々しい姿はなく、自然の生んだ銘木の優しさを感じます。
いよいよ当社自慢のスライサーの出番です。原木をしっかりとセットし、各担当者が安全確認をしてポジションにつきます。スイッチと同時に、ゆっくりとスライサーが動きはじめます。大きな機械のわりには音は静かで、繊細な商品を生むだけあって、スローな動きをします。
スライサーから次々と削り出された製品を慎重に受け取り、一枚一枚丁寧に整頓し乾燥させます。
厚さ0.12mm、まさにコピー紙と同じぐらいの薄さなので、取扱いも自然と丁寧になります。出来上がった製品を前に、寸法、厚さ等いろいろな品質チェックをします。
出来上がった製品は、全国の大手メーカーに引き取られ、さらにそれぞれの最終加工が施されます。


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